11月
5
今年も、知人より手作りヤマボウシジャムのお裾分けを頂戴しました。
私がこのジャムの少しザラザラした食感と甘酸っぱい味が大好きなことを覚えてくれていたようです。
ところが喜んでいたのも束の間、その知人は「来年は作ることができない」と言い出しました。
事情を尋ねると、
庭に植えたヤマボウシの木が2階建ての家の屋根を優に超えて大きくなり過ぎてしまった。
伸び放題の枝には実が鈴なりになっていて、その実をさばくのにも一苦労するうえ、隣人にも迷惑をかけてしまっては大変だから枝はすべて切り落とすつもり、とのこと。
毎年、秋を感じることができたヤマボウシジャムを来年は食べられなくなると思うと、やっぱり寂しいものです。
でも、植物の生命力には目を見張るものがありますね!
我が家の朝顔の中には、鉢植えから地植えになった(地面に種が落ちてしまった)ものもありましたが、水も栄養も与えていないにも関わらずグングン伸びて、鉢植えに負けじと花を咲かせました。
人間も同じで、「栄養」を与えすぎて育てても必ずしも立派に成長するとは限らないのかもしれない、と自身の子育てについても考えさせられます。
親心としては、手をかけた分は素直に成長を、手をかけられなかった分もたくましく成長を、と願ってしまいますが。。
ここは、ヤマボウシの生命力を願って、数年後?のジャムを楽しみに待っていようと思います。
waku