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4月
15

Let it go~♪

最近はスーパーに行くとセルフレジを使用することが多くなりました。もちろんない店舗もあるのでこだわっている訳ではないですが、スキャンに慣れると自分でやる方が手っ取り早いかなと思っています。
そんな折にちょっと気になっていたのが、近年イオンの店舗で導入が進んでいるという「レジゴー」でした。セルフレジの方に慣れていたので今まで横目で見ながら通り過ぎていたのですが、せっかくなので今回実際に使ってみました。

現在秋田で導入されているのはイオンスタイル茨島(旧・マックスバリュ茨島店)です。マックスバリュからの改装時に導入されていたようです。
イオンのサイトにも説明がありますが、主観も含めて使用方法を書いてみました。

1.店舗入口にある専用スマホを1台手に取ります。将来的には個人スマホに対応する予定もあるらしいですが、現状では専用スマホのみの対応でした。
2.スマホホルダー付きのカートに専用スマホをセットします。カートは必須ではないですがあった方があとあと便利でした。
3.商品を手に取り、スマホ画面のスキャンボタンをタップして、背面のカメラでバーコードをスキャンすると、画面側に商品が登録されるので、それからカゴに入れます。ホルダー付きカートならカメラが隠れない位置にあるので、スマホをわざわざ持ち上げずに後ろに写すだけでスキャンできて大変楽です。
4.買いたいものを一通りカゴに入れたら、レジゴー専用レジで会計用のQRコードをスキャンします。登録した商品が一気に集計されて支払金額が出るので、任意の決済方法(もちろんキャッシュレス決済もあり)を選んで支払い完了です。
5.最後にカゴから袋へ商品を詰め替えます。ただしレジカゴ用のマイバッグやマイバスケットを最初から使えば、詰め替える手間すらなくすぐに持ち帰ることができるようでした。

考えてみると、スーパーやコンビニのレジシステムは近年、いろいろな新技術や社会要請などにより変化に晒されているように思います。
たとえばキャッシュレス決済は、電子マネーやスマホ決済の普及で一気に広がった気がします。小銭の管理が不要になるという点はもともと手間を省く意味があったのですが、最近では感染症対策としてお金自体を触らずに済むメリットも注目されています。
その他にもセルフレジの増加や、レジ袋有料化に伴うマイバッグの普及なども大きな変化といえるでしょう。(後者は少々やむを得ずという変化かもしれませんが)
ある意味レジゴーは、これらの変化を飲み込んだ先にある一つの到達点なのかもしれません。

ちなみに、無人レジの試みといえば、海外ではアメリカ「Amazon Go」が話題になりました。どのようにして実現しているのか具体的に知らなかったので調べてみたら、ものすごくシンプルに言うと「カメラとセンサーを駆使して、商品を取った棚で判別している」という仕組みのようです。
商品を絞り込んだり棚単位で価格を揃えたりする前提で運用している、ということなのでしょう。日本のコンビニやスーパーのように多種多様な商品が同じ棚に並んでいる環境では難しそうです。

一方で別のアプローチから無人レジを実現するために利用できそうと考えられているのがRFID(いわゆるICタグ)です。
バーコードよりも読み取り範囲が広く、読み取り面をわざわざ合わせなくても一気に複数のタグを読み込むことができるというのは、確かにレジ業務を置き換えられそうです。商品をカゴに入れて最後にゲートを通ればすぐに精算まで行ける訳ですから。
現在の課題はやはり手間と価格。RFID自体の価格はだんだん安くなってきているとはいえ、それでも1個10円程度の現状では100円以下の商品に使うにはまだまだコストが高すぎます。
さらに商品に後からRFIDを付けると考えると、手間がとんでもないことになります。少なくとも現在のバーコードのように最初からRFIDが付いているくらいでないと割に合わないでしょう。

そう考えるとレジゴーのシステムは、バーコードを基本とする今のスーパーでも可能な現実解の一つなのかもしれません。
バーコードの発祥自体は割と古いものですが、ここまで長く使われてきたくらいに優秀な仕組みであるともいえます。その分、例えばRFIDがその地位に置き換わるとしたら、手間や価格の問題はもちろん、社会自体がバーコードに代わる存在として受け入れられないと実現しないでしょう。
RFIDの普及するか、それよりも優れたシステムが出てくるか…それでもまだ当面はバーコードとの付き合いが続くことになりそうです。

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