昨今のインターネット接続は、2方式あるのをご存知でしょうか?
ひとつは「PPPoE」という方式で、アナログ回線のダイヤルアップ時代から使われている「PPP」方式の改良版です。
・「PPP」とは「Point-to-Point Protocol」の略称で、通信回線で結ばれた二点間のデータ通信を行うための通信プロトコル・認証方式です。パソコンから電話回線を通じてインターネット接続するために使われてきました。
※参考URL:「PPP」について
・「PPPoE」とは「Point-to-Point Protocol over Ethernet」の略称で、「PPP」の接続を「Ethernet」上で行えるように改良した方式となっています。
※参考URL:「PPPoE」について
もうひとつは「IPoE」という方式があります。この方式はNTTがIPv6を使用するために作られた方式でもあります。詳細は下のリンクを参照していただければと思いますが、NTTは法律によって直接日本国外との通信業務(サービス)を提供することができません。そのため、NTT以外の通信業者を通じて行う「IPoE」という方式が生まれました。
※参考URL:「IPoE」について
インターネット回線を新しく引いた場合、この部分を意識して契約を行わないとどちらの方式で契約したのかが不明な場合があります。用途によっては「PPPoE」でないとできないことがあるので、注意しましょう。
実効速度でいうと「IPoE」≧「PPPoE」になることが多いです。