「町中華の閉店の1日」に密着したテレビ番組があると、何時も観てしまう。
閉店の理由はいろいろだが、先週見た番組では店主のがん再発だった。
その先週の番組の話。
先代から続けて50年以上続く店を閉めることになった件について
「何れ終わりは来るもの、地域の人に愛され続けて自分は幸せ者」と語りつつ、
何時もと変わらない1日を過ごす店主の姿。
「先代の味を期待して訪れるお客様をがっかりさせないために、
同じ味を作り続けることが大事」と語りながら、
お客様へのサービスに最後まで妥協しない店主の姿。
「閉店しないでよ」「あなたが引き継ぐならこのまま店を貸すよ」
と冗談まじりに店主と掛け合う常連客の姿。
「この店はどのメニューも美味しい」
と言いながら、最後の日にどのメニューを食べるか悩むお客様の姿。
「うちの子はこの店の食事で育てられた」
と、大きくなった子供を連れて感謝を伝えようと訪れる女性の姿。
自分も、普段はお客様と直接やりとりする仕事が多いのだが、
この町中華の店主が「地域の胃袋を支え続けた」ように、
お客様からの要求や期待に 常に応え続けていきたいし、
そのような仕事ができることに常に感謝をもって励んでいきたいと思っている。