近年、秋田県・秋田市では首都圏のIT企業誘致を積極的に行っている。
元々、大手IT企業は開発を海外に委託(オフショア)していたが、金額や品質面の問題から国内の地方に拠点を展開して、そこで開発を行う(ニアショア)ことが増えてきていた。
その上、コロナ禍によりリモート環境の整備が急速に進んだこともあり、どこにいても打ち合わせやデータ共有を行うことが容易になった。
そのため、人件費や家賃が安く済む地方への進出は企業としても好条件なのだろう。
秋田としても雇用促進という意味では大変喜ばしいことだ。
ただ、大手IT企業が行うのは主に首都圏の大企業向けの仕事だ。
秋田県内の企業向けに仕事を行うことは、ほぼ無いのでは?
(違っていたらスミマセン)
一方、これから働く側の立場になると、IT企業で働きたいと思うことはあっても、その対象が秋田県内の企業かどうかはおそらくどうでもいいことだろう。大事なのは業務内容と待遇ではないだろうか。
つまり、今後は秋田のIT企業に就職したいと思う人たちには、これらの誘致企業が最有力な選択肢となる。
このままでは当社のような秋田県内の企業向けに仕事をしているIT企業に就職する人がいなくなるのでは・・・と思う今日この頃だ。
※近年、秋田市で誘致したIT企業はコチラ
https://www.city.akita.akita.jp/city/pl/pb/koho/htm/20230818/081803.html