TEL 018-863-9341
2023年12月25日
社員日記

何を言っているのか…

「暗号」と聞くと何が思い浮かぶでしょうか?

スマホやPCのパスワード、山!からの川!、縦(横)読み(えるしつているか)、etc…
いろいろありますね…

たくさんの暗号が世の中にはありますが、
「人によって受け取り方が異なる」といった点は全ての暗号に共通していると思います。

ではここで、例を考えたので紹介します。

あるパスワードがあったとします。パスワード管理者はAさんです。
パスワードの中身は「ZGMF-X10A_FREEDOM」としましょう。

Bさんはこのパスワードを読み、パスワードの文字列が何を意味しているかを理解できました。
しかし、何に使用するパスワードなのかわかりません。

CさんはAさんの上司なので、パスワードの使用用途が分かります。
しかし、パスワードにはAさんの個人的な趣味が反映されているので、
パスワードの文字列がどうしてこれなのかわかりません。

この例では、同じ文字列に対してBさんとCさんとでは受け取り方が全然違うことがわかります。
一方は何かのパスワード、もう一方は型式番号と認識しているので。

少々話が変わりますが、「パスワード」を「日常会話」に置き換えて考えてみましょう。
会話は、相手の言葉を理解することを前提として成立します。
しかし、相手が言っていることの意味が分からなかった、意図を汲み取れなかった、といった事があると、
話がかみ合わなかったり、話が思った方向に進まなかったり…
カオスが到来します。

何が言いたいのかと言いますと、
「発言が知らぬ間に暗号に変わっていませんか?」ということです。
発信側が使用した言葉の意味や意図を、受け手が理解していなければ、
その言葉はたちまち「発信側だけが解読できる暗号」へと早変わりします。
まるで異国語です。

この現象は私共の業界でも見られ、言ってしまえばかなり気を付けなければならない方です。
IT業界は専門用語が溢れているため、用語の説明を別の用語ですることは日常です。

「社内UTMのFortiGateと無線APのFortiAPを連携させると、SSID毎に異なるセキュリティプロファイルを適用できる」
なんて急に言われても「何?」ですよね。
できるから何なのか?そもそも連携って何?意図も内容も掴めない…

だからこそ、このような専門用語だらけの状況を、確実に分かりやすく相手に伝えることができるようにならなくてはと常日頃思っています。
お客様との会話で訳の分からない暗号を話すなんて、伝わるわけないですからね。

↓パスワードの正体。カッコイイ…

2023年12月15日
社員日記
NHK総合「魔改造の夜」
NHK総合「魔改造の夜」
2024年1月5日
社員日記
秋田での移住生活
秋田での移住生活