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2025年12月15日
社員日記

労働基準法の改正

労働基準法の改正が2027年に予定されています。

約40年ぶりの大規模な見直しだそうです。

現時点ではあくまでも方向性であり、2026年の国会で内容について審議されるそうですが

検討されている主な改正項目と内容および個人的な感想は以下の通りです(解釈が間違っていたらスミマセン)。


1.連続勤務の上限規制

現状:原則として、週1日休日を与える必要がある。ただし例外として4週間を通じて4日以上の休日を与えるパターン(最大24日連続勤務)もある【変形休日制】。

改正案:14日以上の連続勤務を禁止する

感想:最近はあまり影響無さそう

2.法定休日の特定義務化

現状:週1日の休日は特に明確にする必要が無い

改正案:法定休日を明確にすることが義務付けられる・・・週休2日の場合、どちらが法定休日(=週1日の休日)かを明確にする

感想:影響なし

3.勤務間インターバル制度の義務化

現状:努力義務

改正案:終業から始業まで最低11時間空けること

感想:これがおそらく一番影響あり。8:30始業の場合は21:30までに帰らなければならないということ?この業界に限らず対応できない企業が多いのでは?

4.有給休暇取得時の賃金算定方式統一

現状:平均賃金方式、通常賃金方式、標準報酬日額方式のいずれか

改正案:「通常の賃金」方式を原則化

感想:影響なし。パートさん・アルバイトさんを雇っている企業はちょっと大変かも。

5.副業・兼業に関する割増賃金通算の廃止

現状:本業と副業の労働時間を通算して、1日8時間または週40時間を超える労働に対して割増賃金を支払う必要あり

改正案:割増賃金の通算は廃止。ただし、健康管理のための労働時間把握義務は継続

感想:そもそも現状を知らなかった。企業の副業容認を促すのが狙いらしいけど、なるほど。

6.週44時間特例の廃止

現状:特定条件を満たす企業で週44時間特例が認められていた

改正案:週40時間に統一

感想:基本は週休2日で1日8時間ってことですね。

7.「つながらない権利」導入

現状:規定なし

改正案:勤務時間外の業務連絡を拒否できる権利について、ガイドライン(社内ルール)の整備を推奨

感想:義務化とか罰則ありとかではないので、浸透するまではかなり時間がかかりそう。


まとめ

内容は変更される可能性はありますが、各企業は対応を迫られることになりそうです(特に勤務間インターバル制度)。

エア有給とかエア退勤とか増えないといいですね・・・。

エアバックとはバックしたふりをすること・・・ではない決して

2025年12月5日
社員日記
個の力
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