三色団子はなぜあの三色なんだろう。
3つ色があれば、どの色でもいいはずなのに、
なぜか三色団子といったら、ピンク・白・緑の、あの三色団子が頭に浮かびます。
調べてみると、様々な説があるようです。
三色で春を表していたりとか(桜・白酒や雪や空・芽吹く緑やよもぎ)
縁起物を意味していたりとか(紅白は言わずもがな、緑は邪気を払う色とのこと)
中でも私が一番好きな説は、”色はそれぞれ四季を表している”説です。
ピンクは春
白は冬
緑は夏
…秋は?
そう。秋が無いのです。
“飽き”が無いのです。
初めてこの一説を聞いた際には「おー!」と声が出ました。洒落の効き具合が絶妙にいい。
これで「おひとついかが?」と言われたら思わず、一本、買ってしまいたくなるほどには。
現代では何か一つのものを売るといったことは少なくなりましたが、思わず買いたくなるような売り文句は聞いているだけでも楽しいものです。
さて、普段当たり前に見える景色には、背景や理屈があります。
たまには、身の周りのものから、「なぜ?」を見つけて調べてみると、面白い結果が返ってくるかもしれません。
いつの日か、そこで調べたことが、商売や雑談のネタになるかもしれませんね。
…今年の春は三色団子でもいかが?